弁護士紹介
代表弁護士 山田 拓広(ヤマダ タクヒロ)
経歴
2008年 愛知県弁護士会登録、木下・岡法律事務所(現:木下法律事務所)入所
2019年~ 立命館大学法学研究科博士課程後期課程
2020年 高橋・山田法律事務所開設
2024年3月 立命館大学法学研究科博士課程後期課程修了 博士(法学 立命館大学)授与
主論文:賠償責任保険契約における故意免責(A Study on Exclusionary Clauses for Willful Acts in Liability Insurance Contracts)
主たる取扱業務
自動車保険、火災・新種保険(製造物責任や特殊な職業賠償等も対応可能)、海損分野など、損害保険に関するあらゆる分野(特にモラルリスク事案や約款解釈に関する紛争)、生命保険における自殺免責および保険業法に関する分野(不祥事件対応等)について、調査段階からADRなどの苦情・紛争対応、訴訟までのすべての段階に対応致します。
所属学会
日本保険学会、日本私法学会、日本交通法学会
論文、判例研究等
- 賠償責任保険契約における故意免責(1)(立命館法学第395号)
―保険契約における故意免責条項の序論的考察― - 賠償責任保険契約における故意免責(2)(立命館法学第398号)
―弁護士賠償責任保険における「他人に損害を与えることを予見しながら行った行為」に関する考察― - 賠償責任保険契約における故意免責(3)(立命館法学第407号)
―ドイツ保険契約法との比較― - 賠償責任保険契約における故意免責(4・完)(立命館法学第409号)
- オール・リスク損害保険における損害説再考(中京法学第53巻第3・4号)
- 精神病と自殺(保険事例研究会レポート343号)
- 会社役員賠償責任保険契約における免責条項(法令に違反することを被保険者が認識しながら[認識していたと判断できる合理的な理由がある場合を含む]行った行為)を適用した事例に関する考察(東京高判令和2年12月17日金判1628号12頁)(立命館法学第401号)
- 人身傷害保険について保険会社が被害者に対して自賠責保険分を含めて一括払することに合意をした場合において、保険会社が自賠責保険から支払を受けた損害賠償額相当額を被害者の損害賠償請求権の額から控除することができないとされた事例に関する考察(最一小判令和4年3月24日)(立命館法学第403号)
- 被害者の有する自賠法16条1項に基づく請求権の額と労災保険法12条の4第1項により国に移転した上記請求権の額の合計額が自賠責保険金額を超える場合であっても自賠責保険会社が国に対してした損害賠償額の支払は有効な弁済に当たるとされた事例に関する考察(最一小判令和4年7月14日民集76巻5号1205頁)(立命館法学第410号)
- 実質的被保険者による保険事故招致に関する一考察(立命館法学第411・412号)
- 建物の実質的所有者等である者の故意による保険事故の招致は被保険者の故意による保険事故の招致と同視し得るとして保険者の免責が認められた事例に関する考察(東京高判令和2年2月27日金融・商事判例1594号8頁)(中京ロイヤーVol.40)
- 「保険金を相続させる」遺言が保険金受取人変更の意思表示と認められた事例(保険事例研究会レポート370号)
弁護士 高橋 初行(タカハシ ハツユキ)
経歴
2009年 愛知県弁護士会登録、木下・岡法律事務所(現:木下法律事務所)入所
2020年 高橋・山田法律事務所開設
客員弁護士 竹濵 修(タケハマ オサム)
略歴
1981年3月 立命館大学法学部卒業
1983年3月 立命館大学大学院法学研究科博士前期課程修了
1983年3月 修士(法学・立命館大学)
1986年3月 立命館大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学
1996年9月 ロンドン大学高等法学研究所にて在外研究(~1997年9月)
職歴
1986年4月 近畿大学法学部専任講師(~1989年3月)
1989年4月 立命館大学法学部助教授
1993年4月 立命館大学法学部教授
2004年4月 立命館大学大学院法務研究科教授(併任)(~2007年3月)
2024年4月 立命館大学法学部特任教授(~現在に至る)
所属学会
日本私法学会、日本保険学会、日本海法学会、日本空法学会、金融法学会、信託法学会、日本交通法学会、日本消費者法学会
学術・社会活動等
- 日本海法学会理事(1998年10月~2022年10月)
- 日本私法学会運営懇談会委員(2003年10月~2005年10月)
- 商事法務研究会賞審査委員(2005年度~2013年度)
- 法務省法制審議会保険法部会幹事(2006年度~2008年度)
- 法務省旧司法試験考査委員(商法)(2006年度~2007年度)
- 日本空法学会理事(2006年5月~2022年5月)
- 信託法学会理事(2006年6月~2012年6月)
- 法務省新司法試験考査委員(商法)(2008年度~2013年度)
- 日本保険学会理事(2008年10月~2020年10月)
- 日本私法学会理事(2010年10月~2014年10月)
- 公益財団法人生命保険文化センター学術振興委員会委員(2014年4月~現在に至る)
- 公益財団法人損害保険事業総合研究所評議員(2015年10月~現在に至る)
- 公益財団法人生命保険文化センター理事(2020年6月~2024年3月)
- 公益財団法人生命保険文化センター評議員(2024年4月~現在に至る)
受賞
1985年度各務賞奨励賞
主な業績
単著
『保険法入門』〔日経文庫1198〕(日本経済新聞出版社)(2009年4月)
編著
『基礎クラス+α 会社法』(法律文化社)(2010年11月)
監修
- 『EU 保険関係指令の現状(解説編)』竹濵修監修(㈶損害保険事業総合研究所)(2006年3月)
- 『速報Q&A 新保険法の要点解説』竹濵修監修/髙山崇彦編著(㈳金融財政事情研究会)(2008年7月)
- 『保険法の新潮流――SDGs 時代における保険法の役割と諸法との交錯』
竹濵修監修/泉裕章=矢野慎治郎=前田順平編著(法律文化社)(2021年10月)
共著・共編著
- 『消費者法の比較法的研究』〔立命館大学人文科学研究所研究叢書9〕
長尾治助、山根裕子、堀田牧太郎、鹿野菜穂子、出口雅久と共編(有斐閣)(1997年8月) - 『保険法』〔有斐閣アルマ〕山下友信、洲崎博史、山本哲生と共著(有斐閣)〔初版〕(1999年5月)
〔第2版〕(2004年10月)
〔第3版〕(2010年3月)
〔第3版補訂版〕(2015年3月)
〔第4版〕(2019年4月) - 『保険法改正の論点』〔中西正明先生喜寿記念論文集〕木下孝治、新井修司と共編(法律文化社)(2009年3月)
論文
- 「中小企業の賠償責任保険等の利用における法的課題」損害保険研究85巻4号1頁(2024年2月)
- 「傷害保険事故の急激性に関する一考察」立命館法学405・406号376頁(2023年3月)
- 「保険取引をめぐる法規制・被害者救済の変遷と課題――最近の問題事例を中心に――」現代消費者法58号43頁(2023年3月)
- 「自動運転と被保険者の主観的危険除外」立命館法学393・394号481頁(2021年3月)
- 「民法改正の保険契約への影響――無催告失効条項、継続保険契約の質権設定、配偶者居住権の被保険利益について――」
旬刊商事法務2243号9頁(2020年10月) ほか多数